ウルトラマンを語ろう!!

ウルトラマンシリーズの感想を綴ったブログです。昭和ウルトラシリーズが中心です。

ウルトラセブン第3話『湖のひみつ』感想

    『湖のひみつ

 人気怪獣エレキングの登場回
 3話目にしてわかりやすい怪獣(?)が初登場!!
 
 カプセル怪獣は2度目の登場(ミクラス自体は初登場)
 今回は第1話と違い、しっかりと〈カプセル怪獣を使わなきゃいけない状態〉がつくられていたのも好印象。

 

 このエピソードの「地球人の男性はかわいい子に弱いってことがわかった」という話というか設定はいろんな意味で(!?)いらなかったかなぁ・・・という気がします(苦笑)

 

 それにしても、今見てもエレキングの造形・ギミック共に素晴らしい。

→『湖のひみつ

  

湖のひみつ』収録DVD→ウルトラセブン Vol.1 [DVD]

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ウルトラセブン第2話『緑の恐怖』感想

   

    第2話緑の恐怖

 タイトル通り『恐怖』が前面に出たエピソード。

 後の『怪奇大作戦』的な話とも言えますね。

 

 話の構造としては、前作『ウルトラマン』のダダの出てくる回に近いかな・・・?

 

 第1話もセブンは巨大化したものの、相手が円盤だったので、今回はじめて巨大化した敵との戦い。 

 とは言っても、かなりあっさり決着がついてましたけど(苦笑)

 

 それにしも、石黒隊員の自宅はかなりの豪邸!

 ウルトラ警備隊って高給取りなんですかね?

 確かにエリートだもんなぁ・・・

 

 1話、2話共に『侵略もの』ですが、この時点で既にセブンの『テーマ』は決まっていたのかな?

 

 やはり前作の『ウルトラマン』に比べると、”暗いトーン”というか〈怪奇要素〉が強いです。

 いや、十分面白いんですけどね。

 →第2話緑の恐怖』 

     

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ウルトラセブン第1話『姿なき挑戦者』感想

   

   第1話姿なき挑戦者

 『ウルトラセブン』記念すべき第1話!

 制作順では5作目ですが・・・

 

 「地球は狙われている・・・」というナレーションからの始まり、前作『ウルトラマン』に比べて、やや暗い印象というか大人向けな雰囲気。

 

 この1話目には、前作に続いて平田昭彦さんも出演している!(もちろん違う役で)

・・・”1話目だけ”しか出てないんだけど・・・(苦笑) 

 

 当然、『ウルトラマン』の人気を受けての本作なだけに、1話目から『ヒーローvs怪獣』というわかりやすい構図のエピソードを持ってくるのが自然だと思うのですが、いきなり1話目の敵がクール星人・・・

 今考えると凄いなあ・・・

 

 ただ、そのためエピソード的には少々物足りない感じがしないでもない・・・

 特に当時の子供たちにとってはそうだったんじゃないですかね?

 

 『ウルトラセブン」も序盤は試行錯誤しながら創っている印象もあります。

 個人的には30話前後あたりから、”ある意味でのピーク”を迎えると思うのですが・・・(もちろん初期のエピソードも良作がけっこうありますけど)

 

 第1話なだけに、モロボシ・ダンウルトラ警備隊に入隊するまでの経緯も描かれるわけですが、今なら2週に分けてやりそうな内容かな?

 しかしながら、”詰め込み過ぎ”という感じもしませんけどね

 

 余談ですが、モロボシ・ダンの初登場シーンで、道を塞ぐ民間人に躊躇なくガスらしきもの(?)を噴射するフルハシ、ソガの両隊員はちょっと危険な感じが・・・(苦笑)

 『人体に悪影響のないガス(煙)』ってことなのかな・・・?

 

 前作『ウルトラマン』にはなかった設定、〈カプセル怪獣〉も1話目からさっそく登場!

 ただ、カプセル怪獣って、あくまでもセブンが何らかの理由で戦えない(変身できない)状態のときに使うものだと思うので、「今回は登場する必要あったかな?」って感じはしますけど。

 ここら辺も「試行錯誤しながら」という感じでしょうか?

 

 中盤以降は特撮シーンが多く出てきますが、今改めて見ても素晴らしい出来!! 

 →第1話姿なき挑戦者

       

 『姿なき挑戦者』収録DVD→ウルトラセブン Vol.1 [DVD]

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ウルトラマンパワード 全体感想

   

   ウルトラマンパワード Blu-ray BOX

 グレートの成功を受けてつくられた本作!!・・・と言っていいのかな・・・?
 一応、初のハリウッドでのウルトラシリーズです

 リアルタイムでは見ていない気がする・・・
 ただ、当時雑誌などでは結構特集されていた記憶があるので存在は知っていましたが。

 

 第一印象としてはウルトラマン自体のデザインというか、体格というか、 基本的な姿勢が「なんだかカッコ悪い」という感じだった気がします(苦笑)。

 

 最近になってようやくブルーレイが出たということで、さっそく購入しました!!

 あまりハードルを上げていなかったせいか そんなに悪くない!
・・・というかトーリー的には結構面白い感じがします。ウルトラマンが登場するまでは(苦笑)

 

 ウルトラマンが登場して、怪獣との戦いが始まると結構キツイです。
 アクションが全然出来ていないし、全体的に動きはもっさりしているし、ウルトラマンは変に構えが低いし・・・
 『殴ったり蹴ったり』というのがアメリカの子供番組ではあまりよろしくないからという理由らしいのですが、だとしても「他にやりようあっただろ」って感じは否めませんな・・・
 ストーリー的にそんなに悪くないんだけどなあ・・・

 ウルトラマンパワード Blu-ray BOX

    

ウルトラマングレート 全体感想

 最近、念願のBD化が実現。
 自分としても待ちに待ったソフト化でしたね。
 海外との共同制作なだけにもう実現しないかと思ってましたが・・・
 「VHS版を探さなきゃいけないのかな」的な・・・(苦笑)

 全13話、全体的に丁寧に作っている印象で、キャラクターの立て方も秀逸。
 海外ドラマ的な(?)セリフのやり取りも良い感じ
 日本のウルトラマンも見習ってほしいなあ・・・と思うわけですが、こういうやり取りって〈役者の能力〉に頼る部分がかなり大きいだけに、モデル上がりの(?)新人の子達のキャスティングを中心にしなければならない状態ではかなり無理があるか・・・
 見ているこっちが恥ずかしくなることもしばしば・・・?

 そう意味では声優さんは凄さを改めて感じるこの『ウルトラマンG(吹替え版)』
 主役の吹替えである京本政樹氏は声優ではないため、他の声優に比べると芝居的にちょっと落ちる(声質自体は良いのだが・・・)、
 欲を言えば主役もプロの声優さんにやってほしかったかな・・・
 
 怪獣との戦い、等身大でのアクションに加えて、セリフでのやり取りでも緊張感を高めることに成功している作品ではないだろうか。
 具体的には、グラント隊長とブリューワー将軍の対立!とか・・・
 
 変身前のアクションシーンも、主人公のジャック・シンドー役の役者さんの動きが素晴らしい。
 そもそも外見的にも明らかに〈鍛錬されている体〉というのが良く分かり、説得力十分。
 『地球防衛軍』のメンバーはどのウルトラ作品においても、『肉体的にも精神的にもエリート』という設定なだけに、こういう説得力ってかなり重要なことだと思うのだが
やはり、日本のシリーズではないがしろにされている印象が強い・・・

ウルトラマン80 全体感想

 『レオ』以来、久しぶりに制作された本作。

 これも幼少期に見た記憶があります。

 

 この頃になると特撮技術もかなり上がっており、なおかつ、まだCGが使われていない時期なためにビジュアル的のレベルは今見直してもかなり高い印象!!

 

 ただ、肝心なストーリーは、とってつけた感のある(?)学園モノ設定が少々苦しいです。

 早い段階でその設定は消えて、従来の『ウルトラマンシリーズ』の形になりましたが・・・

 

 『80』くらいの時期になると、”子供向け番組のフォーマット”が良くも悪くも出来てきており、少々汎用のエピソードが多い感じがします・・・

 強引に良い話にしようとしてたり、やたらとキャラクターの心情をナレーションで説明するという演出もちょっとなあ・・・

 ”子供向け”という大義名分の下、”子供だまし”になっちゃている感がしないでもないです。

 

 好きなエピソードがないわけはないのですが、全体的にもったいない印象のあるシリーズ。

 『レオ』もそうですが、作り手側が周りの色々な意見に振り回されながら創った感がしたりしなかったり・・・(苦笑)

 

 個人的オススメエピソード

 『まぼろしの街』  『必殺! フォーメーション・ヤマト

ウルトラマンレオ 全体感想

 前年の『ウルトラマンタロウ』の翌年からスタートした本作。
 本作も幼少期に見ている作品です。
 第一話から前後編なのが子供心に不満だった記憶があるなあ・・・(苦笑)

 『セブン』の世界のその後という解釈で見ていたわけですが、今だったらもう少し『セブン』というキャラを立てつつ話を進めていけたかなぁと思ったり・・・
 完全に変身出来なくなるわけではなく、『意図的に変身しない(レオの成長を促すため)』とか、『積極的に変身することが出来ない(エネルギーが完全でないため)』だともっと燃える展開になった気がしますが・・・

 レオの特徴といえば、『敗北→特訓→勝利』というストーリー構成をとっていたわですが、その構造が上手く機能してなかったという印象もあります。
 ボリューム的に1話に収めるのが難しいために前後編が標準形になり、1話自体での満足感が物足りないことろ(特に前編)、『特訓』というものを実写で、なおかつ短時間で分かりやすく表現することも難しいために「これは一体何のための特訓なの?」ってものが多いのもマイナス点かな・・・

 ジープに追い掛け回されたり、ブーメランを投げつけられたりと役者(真夏さん)の負担のデカさが今見直すとかなり伝わってきますが・・・
 そういう意味でおおとりゲン役の真夏竜さんのアクションは素晴らしいです。第1話のはじめで回し蹴りを披露するシーンも見事!!
 歴代ウルトラシリーズの主人公の中でも身体能力は一番なんじゃないかな・・・?
 ちなみに、変身後のレオのアクション(二家本さん))も素晴らしいです!!
 そう考えると、『レオ』ってアクション自体はかなり高水準なんですよね。

 と、まあ・・・ここまであまり褒めてきませんでしたが(?)、自分的にレオはそれほど嫌いじゃなかったりするんですよね・・・
 『再び地球を守る任務に就いたセブン、新しいヒーロー・レオ』というプロットはやりようによってはかなり面白くなった気がするからなんですが・・・

 それだけに、見るたびに「もったいないなあ・・・」って思っちゃう作品なんですよね。