ウルトラマンパワード 全体感想
グレートの成功を受けてつくられた本作!!・・・と言っていいのかな・・・?
一応、初のハリウッドでのウルトラシリーズです
リアルタイムでは見ていない気がする・・・
ただ、当時雑誌などでは結構特集されていた記憶があるので存在は知っていましたが。
第一印象としてはウルトラマン自体のデザインというか、体格というか、 基本的な姿勢が「なんだかカッコ悪い」という感じだった気がします(苦笑)。
最近になってようやくブルーレイが出たということで、さっそく購入しました!!
あまりハードルを上げていなかったせいか そんなに悪くない!
・・・というかストーリー的には結構面白い感じがします。ウルトラマンが登場するまでは(苦笑)
ウルトラマンが登場して、怪獣との戦いが始まると結構キツイです。
アクションが全然出来ていないし、全体的に動きはもっさりしているし、ウルトラマンは変に構えが低いし・・・
『殴ったり蹴ったり』というのがアメリカの子供番組ではあまりよろしくないからという理由らしいのですが、だとしても「他にやりようあっただろ」って感じは否めませんな・・・
ストーリー的にそんなに悪くないんだけどなあ・・・
ウルトラマングレート 全体感想
最近、念願のBD化が実現。
自分としても待ちに待ったソフト化でしたね。
海外との共同制作なだけにもう実現しないかと思ってましたが・・・
「VHS版を探さなきゃいけないのかな」的な・・・(苦笑)
全13話、全体的に丁寧に作っている印象で、キャラクターの立て方も秀逸。
海外ドラマ的な(?)セリフのやり取りも良い感じ
日本のウルトラマンも見習ってほしいなあ・・・と思うわけですが、こういうやり取りって〈役者の能力〉に頼る部分がかなり大きいだけに、モデル上がりの(?)新人の子達のキャスティングを中心にしなければならない状態ではかなり無理があるか・・・
見ているこっちが恥ずかしくなることもしばしば・・・?
そう意味では声優さんは凄さを改めて感じるこの『ウルトラマンG(吹替え版)』
主役の吹替えである京本政樹氏は声優ではないため、他の声優に比べると芝居的にちょっと落ちる(声質自体は良いのだが・・・)、
欲を言えば主役もプロの声優さんにやってほしかったかな・・・
怪獣との戦い、等身大でのアクションに加えて、セリフでのやり取りでも緊張感を高めることに成功している作品ではないだろうか。
具体的には、グラント隊長とブリューワー将軍の対立!とか・・・
変身前のアクションシーンも、主人公のジャック・シンドー役の役者さんの動きが素晴らしい。
そもそも外見的にも明らかに〈鍛錬されている体〉というのが良く分かり、説得力十分。
『地球防衛軍』のメンバーはどのウルトラ作品においても、『肉体的にも精神的にもエリート』という設定なだけに、こういう説得力ってかなり重要なことだと思うのだが
やはり、日本のシリーズではないがしろにされている印象が強い・・・
ウルトラマン80 全体感想
『レオ』以来、久しぶりに制作された本作。
これも幼少期に見た記憶があります。
この頃になると特撮技術もかなり上がっており、なおかつ、まだCGが使われていない時期なためにビジュアル的のレベルは今見直してもかなり高い印象!!
ただ、肝心なストーリーは、とってつけた感のある(?)学園モノ設定が少々苦しいです。
早い段階でその設定は消えて、従来の『ウルトラマンシリーズ』の形になりましたが・・・
『80』くらいの時期になると、”子供向け番組のフォーマット”が良くも悪くも出来てきており、少々汎用のエピソードが多い感じがします・・・
強引に良い話にしようとしてたり、やたらとキャラクターの心情をナレーションで説明するという演出もちょっとなあ・・・
”子供向け”という大義名分の下、”子供だまし”になっちゃている感がしないでもないです。
好きなエピソードがないわけはないのですが、全体的にもったいない印象のあるシリーズ。
『レオ』もそうですが、作り手側が周りの色々な意見に振り回されながら創った感がしたりしなかったり・・・(苦笑)
個人的オススメエピソード
『まぼろしの街』 『必殺! フォーメーション・ヤマト』
ウルトラマンレオ 全体感想
前年の『ウルトラマンタロウ』の翌年からスタートした本作。
本作も幼少期に見ている作品です。
第一話から前後編なのが子供心に不満だった記憶があるなあ・・・(苦笑)
『セブン』の世界のその後という解釈で見ていたわけですが、今だったらもう少し『セブン』というキャラを立てつつ話を進めていけたかなぁと思ったり・・・
完全に変身出来なくなるわけではなく、『意図的に変身しない(レオの成長を促すため)』とか、『積極的に変身することが出来ない(エネルギーが完全でないため)』だともっと燃える展開になった気がしますが・・・
レオの特徴といえば、『敗北→特訓→勝利』というストーリー構成をとっていたわですが、その構造が上手く機能してなかったという印象もあります。
ボリューム的に1話に収めるのが難しいために前後編が標準形になり、1話自体での満足感が物足りないことろ(特に前編)、『特訓』というものを実写で、なおかつ短時間で分かりやすく表現することも難しいために「これは一体何のための特訓なの?」ってものが多いのもマイナス点かな・・・
ジープに追い掛け回されたり、ブーメランを投げつけられたりと役者(真夏さん)の負担のデカさが今見直すとかなり伝わってきますが・・・
そういう意味でおおとりゲン役の真夏竜さんのアクションは素晴らしいです。第1話のはじめで回し蹴りを披露するシーンも見事!!
歴代ウルトラシリーズの主人公の中でも身体能力は一番なんじゃないかな・・・?
ちなみに、変身後のレオのアクション(二家本さん))も素晴らしいです!!
そう考えると、『レオ』ってアクション自体はかなり高水準なんですよね。
と、まあ・・・ここまであまり褒めてきませんでしたが(?)、自分的にレオはそれほど嫌いじゃなかったりするんですよね・・・
『再び地球を守る任務に就いたセブン、新しいヒーロー・レオ』というプロットはやりようによってはかなり面白くなった気がするからなんですが・・・
それだけに、見るたびに「もったいないなあ・・・」って思っちゃう作品なんですよね。
ウルトラマンタロウ 全体感想
ウルトラシリーズで子供のころに一番好きな本作品なんですが、大人になって見直すと結構キツイかな・・・(苦笑)
潔いまでに(?)子供向けにシフトしているわけなので、大人の視点で評価を下してはいけないんでしょうけど。
これまでのウルトラ戦士の客演も多いだけに子供にとっては人気が出るのも納得だし、同じように客演が多かった前作『エース』のように怪奇要素もないのも特徴だろうか・・・
ただ、やはり全体的に大味というか、ここまでやっちゃうと「もうこのシリーズはやりようがない」という印象すら感じるが・・・
子供が多かった時代で、今までのウルトラシリーズの積み重ねていたタイミングがあったからこそ、成功した作品というのが『ウルトラマンタロウ』に対する現段階の筆者の感想。
帰ってきたウルトラマン 全体感想
今作も幼少期にも見た記憶がある作品。
正直あまり好きではなかったかな・・・(苦笑)
子供心になぜかデザインがあまり気に入らなかったというか、「何か初代の方が良い・・・」って感じだったんですよね・・・
ただ、今改めて見返すと見どころも多く中々面白いです。
「2時間モノのサスペンスか!?」ってツッコミたくなるような(?)エピソードがあったり、作り手側の「色々なことを試そう」という意欲が感じられるところも、大人になってから見返すと非常に楽しめます。
オススメエピソード:第5話『二大怪獣 東京を襲撃』
ウルトラセブン 全体感想
ウルトラセブン Blu-ray BOX Standard Edition
『ウルトラシリーズ』の中でも最も人気の高い本作。
自分も一番好きかもしれません
前作の『ウルトラマン』よりターゲット年齢を上げた感があるため、大人になってからでも結構見れる作品。
30分枠(正味25分弱)での〈SF作品〉なので、詰め込み過ぎだったり、エピソードとしてのバランスが悪かったりと試行錯誤している感のある話も多いですが、完成度の高いエピソードも多いのが特徴かなと・・・
ファンの多い作品だけに『セブン』の影響を受けてクリエイターになった人も多くいるとは思いますが、現在に至るまでこの作品(と『初代ウルトラマン』)を超えるウルトラ作品はいまだに出てきていないような気がする。
オススメエピソードは 第26話『超兵器R1号』