ウルトラマングレート 全体感想
最近、念願のBD化が実現。
自分としても待ちに待ったソフト化でしたね。
海外との共同制作なだけにもう実現しないかと思ってましたが・・・
「VHS版を探さなきゃいけないのかな」的な・・・(苦笑)
全13話、全体的に丁寧に作っている印象で、キャラクターの立て方も秀逸。
海外ドラマ的な(?)セリフのやり取りも良い感じ
日本のウルトラマンも見習ってほしいなあ・・・と思うわけですが、こういうやり取りって〈役者の能力〉に頼る部分がかなり大きいだけに、モデル上がりの(?)新人の子達のキャスティングを中心にしなければならない状態ではかなり無理があるか・・・
見ているこっちが恥ずかしくなることもしばしば・・・?
そう意味では声優さんは凄さを改めて感じるこの『ウルトラマンG(吹替え版)』
主役の吹替えである京本政樹氏は声優ではないため、他の声優に比べると芝居的にちょっと落ちる(声質自体は良いのだが・・・)、
欲を言えば主役もプロの声優さんにやってほしかったかな・・・
怪獣との戦い、等身大でのアクションに加えて、セリフでのやり取りでも緊張感を高めることに成功している作品ではないだろうか。
具体的には、グラント隊長とブリューワー将軍の対立!とか・・・
変身前のアクションシーンも、主人公のジャック・シンドー役の役者さんの動きが素晴らしい。
そもそも外見的にも明らかに〈鍛錬されている体〉というのが良く分かり、説得力十分。
『地球防衛軍』のメンバーはどのウルトラ作品においても、『肉体的にも精神的にもエリート』という設定なだけに、こういう説得力ってかなり重要なことだと思うのだが
やはり、日本のシリーズではないがしろにされている印象が強い・・・