ウルトラマンレオ 全体感想
前年の『ウルトラマンタロウ』の翌年からスタートした本作。
本作も幼少期に見ている作品です。
第一話から前後編なのが子供心に不満だった記憶があるなあ・・・(苦笑)
『セブン』の世界のその後という解釈で見ていたわけですが、今だったらもう少し『セブン』というキャラを立てつつ話を進めていけたかなぁと思ったり・・・
完全に変身出来なくなるわけではなく、『意図的に変身しない(レオの成長を促すため)』とか、『積極的に変身することが出来ない(エネルギーが完全でないため)』だともっと燃える展開になった気がしますが・・・
レオの特徴といえば、『敗北→特訓→勝利』というストーリー構成をとっていたわですが、その構造が上手く機能してなかったという印象もあります。
ボリューム的に1話に収めるのが難しいために前後編が標準形になり、1話自体での満足感が物足りないことろ(特に前編)、『特訓』というものを実写で、なおかつ短時間で分かりやすく表現することも難しいために「これは一体何のための特訓なの?」ってものが多いのもマイナス点かな・・・
ジープに追い掛け回されたり、ブーメランを投げつけられたりと役者(真夏さん)の負担のデカさが今見直すとかなり伝わってきますが・・・
そういう意味でおおとりゲン役の真夏竜さんのアクションは素晴らしいです。第1話のはじめで回し蹴りを披露するシーンも見事!!
歴代ウルトラシリーズの主人公の中でも身体能力は一番なんじゃないかな・・・?
ちなみに、変身後のレオのアクション(二家本さん))も素晴らしいです!!
そう考えると、『レオ』ってアクション自体はかなり高水準なんですよね。
と、まあ・・・ここまであまり褒めてきませんでしたが(?)、自分的にレオはそれほど嫌いじゃなかったりするんですよね・・・
『再び地球を守る任務に就いたセブン、新しいヒーロー・レオ』というプロットはやりようによってはかなり面白くなった気がするからなんですが・・・
それだけに、見るたびに「もったいないなあ・・・」って思っちゃう作品なんですよね。